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漫画の描き方研究所 ~嫁を漫画家にするぞ!~

「現役国語塾講師のブルボン」が「漫画家志望の嫁」と面白い漫画の描き方を模索していく日記ブログです。

漫画の描き方(面白いマンガの出だしの描き方編)

こんにちは、ブルボンです。

 

 

漫画家志望の嫁と勉強の一環で

よくDVDを見ます。

 

 

その時に嫁からよく出る言葉が、

 

 

「なんでこの作品は面白かったんだろう?」

 

 

です。

 

 

例えば、映画を見ていて

もう30分間過ぎてたの?

という作品や、

 

 

先の展開が読めているのに

見終わった後に満足感が残る作品

 

 

もう遅い時間だけど

続きが気になるから1話だけ

見れしまう作品、

 

 

などが面白い作品の例です。

 

 

逆に、映画を見ていて

30分間がものすごく長く感じてしまう

作品や、

 

 

展開が気になるから最後まで見たけど、

結局満足のいく結果ではなかった

作品

 

 

最悪、これ以上見ても多分面白くならない

と考えて途中でDVDをデッキから

出してしまう作品

 

 

などがつまらない作品

と感じてしまう作品の例です。

 

 

では、上記の様に

面白いと感じる作品は

他と何が違うのでしょうか。

 

 

ということで今回は

「面白いマンガ」の出し

について考えてみたいと思います。

 

 

今回の題材はこちらになります。

 

 

「ツイスター×マンガ

 

 

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*「ツイスター」参照

 

 

自然災害ものの特徴

自然災害を描いた作品は

数多く存在しています 。

 

 

竜巻の災害を描いた「ツイスター」

 

噴火の災害を描いた「ボルケーノ」

 

トンネル崩落事故を描いた「デイライト」

 

洪水の災害を描いた「フラッド」 

 

 

あげればきりがありません。

 

 

宇宙人の地球侵略を描いた

「インディペンデスデイ」や

マーズアタック」、

 

 

数多く存在するゾンビものの作品や

人食いサメものの作品も

 

 

ある意味では「自然災害」ものの

映画になるのかと思います。

 

 

それらの作品で大まかに見られる傾向が

下記の内容です。

 

 

①現役を退いた主人公が災害に対向するために現役復帰する

 

②地質学者や物理学者などの科学者が世界を救う

 

③災害現場でテロや犯罪集団に巻き込まれる

 

④家族を救うために親が奮起する

 

⑤ノリで世界を救う

 

 

大まかに分けると上記の様な

構成とか思います。

 

 

現役を退いた人間のもどかしさ

筆者ブルボンと嫁の好みは

①の現役復帰のパターンです。

 

 

①のパターンでは、

必ず主人公の意見を聞かない

現役のエースがいます。

 

 

「もうお前は〇〇じゃないんだから引っ込んでな」

 

「もう現役じゃないんだから現場は俺たちに任せて家に帰れ」

 

 

などと言いつっぱねます。

 

 

結局主人公の

言っていることが正しく、

 

 

主人公の意見を

聞かなかったキャラは

災害に巻き込まれて

亡くなってしまったり、

 

 

終盤になって主人公を認めて

しぶしぶ協力をしたりします。

 

 

長期間の連載や120分の映画を見続けさせる最大の極意は「もどかしさ」です。

 

 

現役復帰の作品は

 

 

「なんで主人公の言うことを聞かないんだよ!」

 

「あとで絶対話を聞かないあいつの鼻を明かしてやる!」

 

 

など、ストレスやイライラに近い

もんもんとした気持ちで

作品を見ることになります。

 

 

そして、その現役の人物との確執を

序盤で描くことによって

 

 

最初の30分間で

作品に飽きてしまうことを

食い止めることができるのです。

 

 

②の科学者のパターンも

①の現役復帰パターンに近い効果

があります。

 

 

科学者のパターンでは、

主人公は基本的に政府や学会

から

 

 

あまり評価をされておらず、

仮説や論文を見聞きしてもらえせん。

 

 

しかし、結果的には主人公の

考えが正しく、

 

 

耳を貸さなかった大統領の側近や

その道の権威とされている科学者の

鼻を明かすことができます。

 

 

もどかしさをしっかりと発生させています。

 

 

ツイスターという作品

作品のヒットの要因のひとつに

もどかしさを挙げましたが、

 

 

序盤であきさせないための

大切な要素がもう一つあります。

 

 

それは「あこがれ」です。

 

 

「僕のヒーロアカデミア」の作者の

堀越耕平先生がジャンプ流の記事で

おっしゃっていましたが、

 

 

ジャンプで連載をして最初の2作品が打ち切りになってしまったのは「あこがれ」を描けていなかったことが最大の要因とお考えになったそうです。

 

 

おそらく、主人公のデクが

憧れのヒーローのオールマイトを

目指して努力をしていく姿が

 

 

ヒットにつながった、

つまり読者離れを防ぎ

長期連載につながっていった

ということなのだと思います。

 

 

では、「ツイスター」です。

 

 

ツイスターは

アメリカを舞台に

 

 

竜巻を追って、

竜巻のメカニズムや

発生条件などを解明することを

目的にした集団の話です。

 

 

たまにニュースで見かけますが、

アメリカの竜巻の破壊力は

日本では考えられないレベルのものです。

 

 

普通に考えたらそんな危険なものに

近寄るどころか

逃げ出すのが普通です。

 

 

しかし、主人公の集団は

竜巻発生のニュースを聞くと

 

 

「ヒャッホー!!」と

大声で喚起の声をあげて

車に乗り込み

 

 

ノリのいい

アメリカンな音楽を

大音量でかけて、

 

 

竜巻を追いかけていきます。

 

 

しかし、劇中何度か主人公たちは

竜巻に巻き込まれます。

 

 

普通なら死ぬ思いをしたわけなので

放心状態になったり

パニックになったり

 

 

もう恐怖から竜巻に近寄りたくないと

思うものですが、

 

 

主人公の仲間たちは

 

「見たかよいまの!すげえ風圧!」

 

「最高の経験じゃん!超うらやましい!」

 

と言って、竜巻を災害とは

考えていません。

 

 

つまり、憧れの対象が人間ではなく「竜巻」なのです。

 

 

まさか、そんな手があったなんて・・・

 

 

人間じゃなくていいなんて・・・

 

 

すごい作品です。これなら、

災害と言えるものは

すべて憧れの対象にできてしまいます。

 

 

例えば、

 

雷を追いかける集団、

地震を追いかける集団、

噴火を追いかける集団、

津波を追いかける集団、

ゾンビを追いかける集団、

自爆テロを追いかける集団、

はしかを追いかける集団、

 

などいくらでもネタはあります。

 

タイミングや内容によっては

不謹慎な内容に

なってしまいますが、

 

 

描き方によっては

あまり世間にはない

内容のマンガを

確立できる可能性が

あるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

 今回「ツイスター×マンガ」で

学んだこと、

 

 

それは

 

・「もどかしさ」や「憧れ」が作品の優劣をつける

 

・憧れの対象は夢や人だけではない

 

でした。

 

 

デビュー目指して頑張ります!