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漫画の描き方研究所 ~嫁を漫画家にするぞ!~

「現役国語塾講師のブルボン」が「漫画家志望の嫁」と面白い漫画の描き方を模索していく日記ブログです。

漫画の描き方(設定や世界観の説明編)

マンガのシナリオ

こんにちは、ブルボンです。

 

漫画家志望の嫁は、

よく劇中でのセリフに

困っています。

 

 

例えば、そのマンガの

世界観をセリフや文字で

説明するのですが、

 

 

後で読み直してみても

分かりづらい文だったり、

 

 

キャラに何を言わせているのか

分からなくなって

しまうそうです。

 

 

ということで、今回は「設定の分かりやすい説明の仕方」について考えていきたいと思います。

 

 

今回の題材はこちらになります。

 

 

「『HUNTER×HUNTER』×マンガ

 

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 *HUNTER×HUNTER(TVシリーズ、OVA全話参照)

 

HUNTER×HUNTER」という作品

 

かなりの長編でした。

視聴後の嫁の感想です。

 

 

「物事を知っているキャラと知らないキャラって大切だよね。」

 

 

完璧に観せた意図を

理解していました。

 

 

HUNTER×HUNTER」の

主人公ゴン・フリークスは

「島」で育ったため

基本的に劇中の世界観や

設定を知りません。

 

 

何か新しい設定が

出るごとに

 

 

「お前は本当に何も知らねぇんだな」

 

 

と仲間にグチられ、

仲間に「説明」されています。

 

 

マンガではよく見かける

「何も知らないキャラ」

 

 

これは「何も知らない読者」

と同じ立場に立たせて、

 

 

何も知らないキャラを通して

読者に劇中の設定などを

説明するための

必要不可欠なキャラです。

 

 

何も知らないキャラの必要性

 

例えば、劇中では

ヨークシン・シティという

場所が出てきます。

 

 

その街がどの様な場所で、

なぜその街に行く必要が

あるのかを

 

 

劇中で何も知らないキャラである

主人公のゴンに

細かに説明してくれています。

 

 

そうすることによって

読者にも説明をすることができ、

 

 

登場人物たちの目的を

再確認させ、

 

 

読んでる側の「迷子」を

防ぐことができます。

 

 

他の作品の例

 

他の作品の例を挙げてみます。

 

 

例えば、ドラゴンボールでも

基本的に主人公の孫悟空

山奥で育ったため

 

 

「世間的な知識」は

あまりありません。

 

 

天下一武道会

西の都の位置、

 

 

レッドリボン軍など

劇中では常識レベルの

一般知識を孫悟空

持ちあわせていないので、

 

 

毎回仲間から

説明を受けます。

 

 

そして、孫悟空に説明しつつ、

我々読者にも

設定を説明してくれています。

 

 

つまり、無知なキャラは最高の知識になるのです。

 

 

誰が説明しての言い訳ではない

 

しかし、ここで筆者ブルボンなりに

考えてほしい点が

2点あります。

 

 

まず一点目は、

「誰が説明するのか」

です。

 

 

無知なキャラに

「説明をするキャラ」が

必要なのはわかりました。

 

 

しかし、無知なキャラに一体誰が説明をするのでしょうか。

 

 

HUNTER×HUNTER」では、

その回に出ている場合は

「レオリオ」という

 

 

あまり戦闘向きではない

キャラが説明役に

回ることが多いようです。

 

 

ドラゴンボール」では

クリリンやブルマなど、

 

 

やはりあまり戦闘向きではないキャラ

が説明役に回っています。

 

 

これは何故でしょうか。

 

 

キャラの性格上の問題で

説明向きではないキャラも

いるかと思います。

 

 

しかし、

HUNTER×HUNTERでいうなら

「クラピカやキルア」でも

良いのではないでしょうか。

 

 

クラピカやキルアも

説明役になっていることも

ありますが、

 

 

レオリオがいる場合は

基本的にレオリオが

説明役の主体となっています。

 

 

これは、おそらく

HUNTER×HUNTER

作者でいらっしゃる

冨樫義博(とがし よしひろ)先生の

 

 

キャラの使い方から

きているかと思います。

 

 

例えば、なぜレオリオが

説明役なのかを考えてみます。

 

 

レオリオは序盤はまだしも、

物語が進むにつれ

戦力的に物足りなくなってきます。

 

 

しかし、仲間の中で最年長であり、

人生経験や常識人の部分で

戦闘以外の部分、

 

 

つまり説明役として

しっかりとレオリオを

起用しています。

 

 

レオリオは戦力外になったキャラ

なのにも関わらず、

 

 

消えていくことなくしっかりと劇中に登場できているのです。

 

 

もし、説明役を

クラピカやキルアに

譲ってしまったら、

 

 

レオリオはその後の

ストーリーに関わってこれなく

なってしまいます。

 

 

しかし、しっかりと

キメラアント編以降にも

登場できているのは、

 

 

戦闘力以外の登場のさせ方を

しっかりと作者の

冨樫義博(とがし よしひろ)先生が

 

 

考えていらっしゃるから

なのではないでしょうか。

 

 

質問をさせる大切さ

そして2点目は、

仲間に「会話」させることが

さらに説明を

分かりやすくするという

点です。

 

 

ただ一人に話させるのではなく、

「説明を受ける役のキャラ」が

「説明役のキャラ」に

「質問」することによって

 

 

さらに「説明」が

分かりやすいものになります。

 

 

例えば、こうです。

 

A:「Mr.デッドは極悪人だが、警察だってあいつには近寄らないようにしてるんだ。」

 

B:「なんで?悪いことをしてるんなら警察が逮捕しちゃえばいいのに。」

 

A:「いや、あいつの父親が金にものをいわせて、警察幹部をほぼ手中に収めちまっているんだ。だから俺たちがその息子であるMr.デッドに手を出せば、警察を敵に回しちしまうってことなんだ。」

 

B:「ふ~ん。じゃあ、警察にも分からないようにデッドを捕まえなきゃだね。」

 

C:「デッドだけじゃねぇ!そんなふざけた警察なんて俺がぶっつぶしてやるぜ!」

 

A:「そうだ。デッドを捕まえるだけじゃなく、警察も正さなければこの街は救えないんだ。」

 

 

上記の会話で、

今の状況と今後の行動が

読み取れたかと思います。

 

 

会話と質問を織り交ぜる

ことによって格段に

「説明」が分かりやすくなった

と思います。

 

 

 また、キャラ同士で

会話させることによって、

 

 

「キャラ同士の関係性」

「各個人の性格と口調」などが

表現できることになります。

 

 

キャラ同士の仲が悪ければ

ケンカ口調で会話を

させることができますし、

 

 

男勝りの女性キャラなら

「俺や僕」で

話させることができます。

 

 

ページやコマの節約には

 

 

一つの動作で複数の効果を生む必要があります。

 

  

ですので、説明役を

作る場合には、

 

 

どの様なキャラに

その役を任せるのかも

重要ですが、

 

 

会話をさせることによって

「キャラ同士の関係性」や

「各個人の性格と口調」

を導入できたら

 

 

漫画家として

「上級者」

なれるのではないでしょうか。

 

 

まとめ

今回、「『HUNTER×HUNTER』×マンガ」で学んだこと、

 

 

それは

・説明役を作ってキャラと会話をさせ、設定や世界観を説明するついでに関係性や個性も表現してしまいましょう。

 

 

でした。

 

 

デビュー目指して頑張ります!