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漫画の描き方研究所 ~嫁を漫画家にするぞ!~

「現役国語塾講師のブルボン」が「漫画家志望の嫁」と面白い漫画の描き方を模索していく日記ブログです。

漫画の描き方(漫画の結末=ハッピーエンド編)

マンガのシナリオ

 

こんにちは、ブルボンです。

 

 

漫画家志望の嫁はよく「自分の作品の結末に納得がいかない」と、ぼやいています。

 

 

なかなか「面白い終わらせ方」

というものが分からないようです。

 

 

しかし、

よく考えてみると確かに

「面白い終わり方をしている作品」

と言われると

なかなか挙がってきません。

 

 

あなただったら

「一番好きな最終回」

「一番好きな終わり方」

をしている作品といったら

何を思い浮かべますか?

 

 

ということで、今回は

面白いエンディングの描き方」

について考えていきたい

と思います。

 

 

今回の題材はこちらになります。

 

 

ホームアローン×マンガ

 

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 *ホームアローンホームアローン2参照

 

犠牲の出る結末は面白い? 

物語の結末を考える際に

ポイントとなることが

「ハッピーエンド」にするか

「バッドエンド」にするか

だと思います。

 

 

筆者ブルボンが小さな頃は「なぜ主人公はこんなに頑張ってきたのに最後は報われないのだろう」と暗い結末は反対派でした。

 

 

しかし、歳を経て、

いろいろな作品に触れてきた結果

 

『ハッピーエンド』はあまり印象に残らない」

 

という考えに変わってきました。

 

 

理由は、仲間の死、

家族との別れ、

 

 

裏切りや悲しみを

乗り越えてもなお進み続ける

主人公の姿に

感動を覚える様になったからです。

 

 

いろいろな作品が

あるにも関わらず、

 

 

ヒット作品の多くは

必ずと言っていいほど

「仲間の死」

が描かれていて、

 

 

理由もおそらくは

印象に残るなど

の理由からきているのでは

ないでしょうか。

 

 

しかし、仲間の死や

別れを描かないと

面白い終わらせ方

できないのでしょうか。

 

 

もし「ハッピーエンド」でなおかつ「面白い終わらせ方」を見出せたら、これはデビューやヒットに大きく前進できるのではないでしょうか。

 

 

ハッピーエンドの作品の例

そこで考えてみました。

 

 

明るい結末でなおかつ

筆者ブルボンが好きな

終わり方をしている作品・・・

 

 

まず最初に思い浮かんだ作品が

バック・トゥ・ザ・フューチャー

でした。

 

 

悪者はこらしめられますが、

誰も犠牲になっていなく、

明るい終わり方をしています。

 

 

明るい終わらせ方の

一つの手法として、

「続いていく終わらせ方」

があります。

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー」は

1の最後は2につながり、

2の最後は3につながります。

 

 

3の最後は続編に

つながっていきそうな

終わり方をしています。

 

 

全世界のファンが

大好きな結末だと思います。

 

 

しかし、おそらく

同じ終わらせ方をしても

嫁の作品では「あの感動」は

描けないでしょう。

 

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー

だからこそ、

「あの名俳優の二人」

だからこそ

 

 

呼び起こすことができた「感動」だと思います。

 

 

では、

バック・トゥ・ザ・フューチャー

以外で明るい結末で

 

 

なおかつ筆者ブルボンが

好きな終わり方をしている

作品は・・・

 

 

そう、今回の題材に

なっています

ホームアローン

です。

 

 

2を見たらまた1を見たくなる技

ホームアローン

小さな男の子

(Ⅰは8歳、Ⅱは9歳)が

 

 

強盗2人を相手に

巧みな罠をしかけて

家やおもちゃ屋を守る

コメディ映画です。

 

 

この作品のすばらしい点は、

子どもが大人を

倒すシーンだと思います。

 

 

ホームアローンを見たことがあるほとんどの方は「ホームアローンといったらトラップにはめるシーン」を思い浮かべるのではないでしょうか。

 

 

ホームアローンは実は

ホームアローン」も

ホームアローン2」も

 

 

舞台は違えど話の構成は

9割近く同じ構成になっています。

 

 

おそらくわざと

そうしているのかと

思われます。

 

 

ホームアローン2」を見ていると「ホームアローン1」が見たくなります。

 

 

そして「ホームアローン1」を見ると「ホームアローン2」が見たくなる・・・面白さ以外の「大ヒットの隠れた条件」の一つをしっかり取り入れています。

 

 

大ヒット作品「ホームアローン」のシナリオ構成

では、話の構成を簡単にまとめてみます。

 

①兄と主人公が仲が悪く、家族からも白い目で見られてしまう。

 

②母親にひどい言葉を浴びせてしまう。

 

③クリスマスの旅行に行きそびれてしまい、一人になってしまう。

 

④一人を満喫し、「大人のまね」をし始める。

 

⑤怖そうなおじさん(おばさん)を見て大声を上げて逃げてしまう。

 

⑥映画のセリフを大音量でかけて、大人がいるように見せかける。

 

⑦寂しくなってきて家族に会いたいと願う。

 

⑧強盗と会ってしまう。

 

⑨怖そうなおじさん(おばさん)と会ってしまい、逃げようとするが話している内にいい人だと分かる。

 

怖そうなおじさん(おばさん)がなぜか「子どもの様に弱い心」を持っており、主人公がなぜか「大人の意見」で励ます。そして、強盗と戦うことを決意する。

 

* ↑ ここが重要!

 

⑪強盗とバトル。最後に主人公は強盗につかまってしまい絶体絶命だが、怖そうなおじさん(おばさん)が強盗を倒してくれる。その後、強盗は警察に逮捕される。

 

⑫エンディング

 

 

他人の幸せで終わらせる手法

では、本題に戻って今回の

「面白いエンディングの描き方」

です。

 

 

ホームアローンの終わり方は、

なんと一人ぼっちに

なってしまった主人公が

 

 

親に再会できて

幸せになるのが

メインではありません。

 

 

劇中に何度か登場しただけの

「怖そうなおじさん(おばさん)」

が心を開き、

幸せになって終わります。

 

 

 

つまり、主人公をメインにしなくてもエンディングで感動を描けるということです。

 

 

おそらく怖そうなおじさんは

50歳から60歳ぐらいの

年齢だと思います。

 

 

しかし、かつてケンカ別れを

してしまった息子の心が怖くて

会いたいのに素直になれず、

 

 

ずっと心を

閉ざしてしまっています。

 

 

しかし、よわい8歳の子どもに

「会いたいなら電話しなよ」

と言われ、

 

 

考えておくと言いながらもエンディングではクリスマスの雪の中で息子と孫と抱き合っているシーンが流れます。

 

 

その光景を家の中から

見ている主人公に気づき、

怖そうなおじさんは

手を振り息子たちと

家の中に入っていきます。

 

 

ラストの怖そうなおじさんの

シーンは1分間程度の

シーンでセリフは一切ありません。

 

 

しかし、ものすごく感動できる

シーンでした。

 

 

そう、今回のお題である「面白いエンディングの描き方」でも十分取り入れられる終わらせ方だと思いました。

 

 

エンディングは主人公は人の幸せを見ているだけでもいいんです。

 

 

 ホームアローン2の

怖そうなおばさんも同じです。

 

 

かつて恋人に

ひどいフラれ方をして

人間不信になってしまい、

心を閉ざしてしまっています。

 

 

50歳から60歳ぐらいの

年齢だと思います。

 

 

人を遠ざけて暮らし、

友人も家族もいなく、

まともに会話したのが

何年かぶりだと言います。

 

 

しかし、子どもの様に

弱い心を見せるおばさんに

9歳である主人公は

 

 

「でもおばさんはいい人だよ。会話するのが久しぶりって言ってたけど、会話だってしっかりできてるよ。」

 

 

と言い、おばさんは少し照れます。

 

 

しかし、帰り際に

「私のことなんか

どうせ忘ちまうんだから」

と言われ、

何も言わずに去る主人公。

 

 

その後、強盗を倒し

家族に会えてひと段落かと思いきや、

クリスマスツリーの

飾りを持って

 

 

雪が降りしきる

公園の池の前に行きます。

 

 

ハトに餌をやっている

おばさんを見つけ、

ツリーの飾りを渡してこう言います。

 

 

キジバトだよ。片方がおばさんで片方が僕。これをもっている限り僕たちはずっと友達だよ。」

 

 

そう言われ、

おばさんは思わず

主人公を抱きしめて

そのままスタッフロールにいきます。

 

 

おばさんの絡みは劇中では

数分程度です。

 

 

最後の会話も1分程度です。

 

 

しかし、心を閉ざしていた

おばさんに救いがもたらされた

この最後のわずかなシーンで

ものすごく感動してしまいました。

 

 

そして、主人公が幸せになって終わらなくてもいいのだと学びました。エンディングは「主人公が人のために何かをしてあげて終わる」でもいいのですね。

 

 

まとめ

今回「ホームアローン×マンガ」で学んだこと、

 

 

それは

・エンディングは主人公がメインでなくても良い!

 

 

でした。

 

 

デビュー目指して頑張ります!