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漫画の描き方研究所 ~嫁を漫画家にするぞ!~

「現役国語塾講師のブルボン」が「漫画家志望の嫁」と面白い漫画の描き方を模索していく日記ブログです。

漫画の描き方(クールなキャラのおもしろい描き方編)

 

こんにちは、ブルボンです。

 

 

先日、漫画家志望の嫁が「クールな主人公を描いてみたんだけど、無口だから主人公っぽくなくて面白みがない」とボヤいていました。

 

 

ということで、

 

 

今回は「いかにクールなキャラ、無口なキャラを面白く描くか」について考えてみたいと思います。

 

 

今回の題材はこちらになります。

 

 

新機動戦記ガンダムW×マンガ

  

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 *新機動戦記ガンダムW(TVシリーズ、OVA全話参照)

 

 「新機動戦記ガンダムW」という作品

漫画家として、

一度はクールなキャラを

作品に出してみたいもの

だそうです。

 

 

しかし、上記で述べた様に

クールなキャラ、

無口なキャラを

主人公にすると、

 

 

とにかく話が描きづらいく

なるものだそうです。

 

 

ではどの様にして

クールなキャラ、

無口なキャラを

作品に登場させたら

いいのでしょうか。

 

 

そこで「新機動戦記ガンダムW」です。

 

 

新機動戦記ガンダムWは、

主人公がクールで無口です。

 

 

しかし、ガンダム作品の中でも

未だに根強い人気を博していて、

 

 

90年代の作品にも関わらず

続編や関連商品が出続けている

大ヒットの作品です。

 

 

また、ガンダム作品にも

関わらず、

 

 

当時も現在も

「女性人気」も得ている

ガンダム作品では異例の作品です。

 

 

そして、新機動戦記ガンダムW

ガンダム作品の中でも

数少ない「クールな主人公」

を起用している作品でもあります。

 

 

基本的にガンダム作品の

主人公は「少年」が

ほとんどなので、

 

 

思春期特有の「気難しさ」や

「子どもっぽさ」を基調として、

「元気で明るい主人公」

がほとんどです。

 

 

にも関わらず、

何故描きづらい「クールな主人公」

なのにも関わらず

支持を得ることが

できたのでしょうか。

 

 

イケメンや人気声優、

モビルスーツがカッコいいから、

いろいろな理由が

あるかとは思います。

 

 

しかし、今回は

 

「いかにクールなキャラ、無口なキャラを面白く描くか」

 

というタイトルですので、

新機動戦記ガンダムW

作中での主人公の描き方を

学んでいきたいと思います。

 

 

クールなキャラほど感情的に

まず、「クールなキャラ、無口なキャラ」

を引き立たせるためには、

 

 

「周りのキャラが明るく盛り立てる」

という手法があります。

 

 

現に新機動戦記ガンダムWでも

主人公を取り巻くキャラは

明るいキャラが

しっかり用意されています。

 

 

しかし、周りのキャラの力で

クールで無口なキャラを

「引き立てる」という手法も

ありますが、

 

 

今回はクールで無口なキャラ「単独」で面白く描く方法を述べさせていただきたいと思います。

 

 

新機動戦記ガンダムWを観て

学んだことがありました。

 

 

主人公のヒイロ・ユイ

比較的クールで無口なキャラです。

 

 

いきなり自分を助けてくれた

少女(リリーナ・ドーリアン)に

顔を見られたという理由で

「お前を殺す」と言い放つ

冷血ぶりです。

 

 

しかし、終盤に向かうにつれ

主人公ヒイロ・ユイ

クールではありますが

口数がかなり増えていきます。

 

 

そして、ところどころで感情をむき出しにして苦悩するシーンが用意されています。

 

 

これだ・・・そう思いました。

クールで無口なキャラなのに

面白いと感じるシーン、それは

 

 

クールなキャラが「感情的になるシーン」

 

 

だと思います。

 

 

例えば、主人公ヒイロ・ユイ

ヒロインのリリーナを

「殺す」と宣言します。

 

 

しかし、ヒロインと

接していく内に

ヒロインの何かに惹かれ、

 

 

なぜか敵襲のさなか

ヒロインのピンチを

助けてしまいます。

 

 

そしてこのセリフです。

 

 

「俺は、いったい何をやっているんだぁーーー!!!」

 

 

クールで無口なキャラが

突然叫びます。

 

 

そして、徐々に主人公は感情が表れるようになっていき、口数も増えていきます。

 

 

「元気なキャラが叫ぶシーン」と

「クールなキャラが叫ぶシーン」を

比較したとき、

 

 

同じことを行っている

だけなのにも関わらず、

なぜか「クールなキャラが叫ぶシーン」

の方が面白く感じます。

 

 

つまり、クールで無口なキャラほど「感情を描く」ことによってクールで無口なキャラが面白みのあるキャラになるのではないでしょうか。

 

 

そして、クールで無口なキャラが感情的になることによって、周りキャラの感情の変化も一緒に描けるようになります。

 

 

他の作品の例

少し他の作品の例も

挙げてみます。

 

 

例えば「ヱヴァンゲリヲン:破」です。

 

 

それまでのエピソードでは

ヒロインの綾波レイ

「無口でクールなキャラ」でした。

 

 

しかし、「ヱヴァンゲリヲン:破」の

綾波レイ

主人公の碇シンジのことを思いやり、

 

 

家族の関係を取り持つために

食事会を開こうとします。

 

 

それまでのエピソードにはない「感情」が描かれていたため、「無口でクールなキャラ」の綾波レイが見ごたえのあるキャラになっていたと思います。

 

 

そして、普段は感情がない

綾波レイが自分と父親のために

いろいろ尽くしてくれたと

感じたからこそ、

 

 

主人公の碇シンジ

クライマックスで控え目で

奥手なキャラなのにも

関わらず、

 

 

熱く感情的に綾波レイ

危機を救いにいきます。

 

 

クールで無口なキャラが感情的になることによって、周りのキャラもその感情に応えるかのように「感情の変化」が起った瞬間となります。

 

 

シナリオの盛り上がりには

ものすごく重要な要素

ではないでしょうか。

 

 

クールなキャラが感情的になる

ことによって

周りのキャラまで

引き立てられる・・・

 

 

クールなキャラとは

ここまで可能性を秘めている

ものだったのですね・・・

 

 

まとめ

今回、「新機動戦記ガンダムW×マンガ」から学んだこと、

 

 

それは

・クールで無口なキャラにも普通の主人公の「言動」をやらせれば、なぜか同じ「言動」でも面白く写る

 

 

でした。

 

 

デビュー目指して頑張ります!