漫画の描き方研究所 ~嫁を漫画家にするぞ!~

「現役国語塾講師のブルボン」が「漫画家志望の嫁」と面白い漫画の描き方を模索していく日記ブログです。

漫画の描き方(ついつい読んでしまうシナリオ編)

 

こんにちは、ブルボンです。

 

 

突然ですが、

漫画家志望の嫁のマンガは

あまりシナリオが

面白くありません。

 

  

山場もなければ、落ちもない、

ただただ静かに終始直線的に

エピソードが終わっていきます。

 

 

それを指摘したら、

 

 

「シナリオの作り方の本を

読んでもいまいちピンとこない・・・

 

 

面白い話を作るコツって

あるのかな?」

 

 

 

と言われました。

 

 

 

ということで、今回はこちらになります。

 

 

 

 

振り返れば奴がいる×マンガ

  

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*TVシリーズ全11回鑑賞

 

年代ごとの「人気男性像」とは?

振り返れば奴がいる」は

織田裕二演じる司馬江太郎」と

石黒賢演じる石川玄」が

 

 

終始医者のあり方をぶつけ合う

三谷幸喜監督の

出世作の一つです。

 

  

このドラマを観て

嫁に学ばせたかったこと、

 

  

まずは、時代ごとの

人気男性像です。

 

  

筆者ブルボンの幼少期には

「不器用な男」→高倉健さん

が主流でした。

 

 

 その後、小学生頃には

「 不良やツッパリ」

→ビーバップ・ハイスクール

スクールウォーズなど

 

 

 中学生の頃は

「ロン毛」→木村拓哉さん

「クールな男」

 

 

高校生の頃は

「ワイルドな男」→反町隆さん、竹野内豊さん

 

 

その後

「不思議キャラ」

「ちょいワル」

「俺様キャラ」

「肉食系、草食系」

「毒舌キャラ」

 

 

と移り変わっていきました。

 

 

今回、特記させていただく内容は、

「クールな男」

です。

 

  

 

振り返れば奴がいる」という作品

振り返れば奴がいる」では、

石黒賢さんが常識や正論を

ぶつける「熱い役」です。

 

 

 

そして、織田裕二さんが

自分の利益を中心に考える

「クールな役」です。

 

 

 劇中のワンシーンを例に

ご説明いたします。

 

 

重症の急患が入って

医者が足りないにも

関わらず、

 

 

織田裕二は勤務時間外

という理由で病院内の

空き部屋で麻雀を続けます。

 

 

それを見て、

 

 

 

「それでも医者か!」

 

 

石黒賢が怒鳴りつけると

平然と

 

  

「そうだよ?」

 

  

織田裕二はクールに答えます。

 

  

「疲れてるんだよ。医者だって

休みは必要なんだよ。

 

 

それに、どの道そのクランケ(患者)

は死ぬ。

 

 

無理して手術しても仕方がない。

死なせてやれ。」

 

 

織田裕二は言います。

 

 

「人の命を何だと

思っているんだ!」

 

 

 

石黒賢さんは怒鳴りつけます。

 

 

 どう考えても石黒賢さんが

正しいのですが 、なぜでしょうか。

 

 

 

クールな織田裕二

 

 

 に惹かれてしまいました。

 

 

 友達や知り合いとしては嫌だけど、

マンガやドラマなら

見ていて楽しい!

 

 

 これが極論だと思います。

 

 

 マンガを描く上で、登場人物の

個性はとても重要な要素です。

 

 

クールなキャラの描き方とは?

個性を考えたとき、

漫画家なら誰で一人くらい

 

 

 「クールなキャラ」

 

 

 を描きたいと思うものでは

ないでしょうか 

 

 

 しかし、ただクールな

イケメンを描いても

面白くも何ともありません。

 

 

  クールなキャラ+個性

 

 

 と考えるべきだと

振り返れば奴がいる」 から

学びました。

 

 

織田裕二はクールであり

悪どいキャラで描かれています。

 

 

それも見ていて

「気持ちが良いほど」の

悪どさです。

 

 

なにか個性をつけるなら、

中途半端に性格を設定する

のではなく、

 

 

その路線に

 

  

爆発的に特化した

  

 

 キャラでなければならない

と感じました。

 

  

見ていて気持ちの良い悪って

すごいですよね。

 

  

ついつい読んでしまうシナリオの作り方

それでは、今回の論点である

「ついつい読んでしまうシナリオの作り方」

ですが、

 

 

どの様なキャラを作ろうとも

シナリオがひどければ

 

 

キャラは生きませんし、

面白いマンガは作れません。

 

  

では、ついつい読んでしまう

シナリオとは

どの様なものでしょうか。

 

 

 例えば、「進撃の巨人」や
北斗の拳」、「ガンツ」の様な

 


人が無残に死んでいく話

 


は、ある種の鉄板シナリオ
だと思います。

 


何だかんだ言いながら、
結局大多数の人が
残虐な状況を
ついつい見てしまう・・・

 


人間の心理だと思います。

 


バイオハザード」の様な
ゾンビものはいまや

 


数え切れない程の
作品数になっています。

 

 

怖いもの見たさは
読者を惹きつける、

 


シナリオ作成の重要項目
ではないでしょうか。

 


エヴァンゲリオン」や「亜人」の様な

 

「謎」

 


を含んだ作品も次回が気になって
ついつい続きを読んでしまう
シナリオ構成です。

 

 

しかし、シナリオの作り方で悩んでいる
嫁に対して、

 


「謎」を含んだシナリオ構成に挑ませるのは、
まだ早すぎると感じました。

 


また、「アイカツ!」の様な可愛い女の子
がいっぱい出てくるマンガが描きたい
と言っている嫁に、

 


無残に人が死ぬシーンは・・・

 

 

と考えました。

 


人の目を惹きつける「理不尽」の力

では、「振り返れば奴がいる」は
どうでしょうか。

 


怖いもの見たさではないのに
目をひきつけられるシナリオでした。

 


先に織田裕二さんが演じる役の
クールさに触れましたが、

 

 

それ以外にしっかりと
シナリオ構成として
抑えておきたい
ポイントがありました。

 

 

それは、

 

 

「あまりにも理不尽な状況」

 


です。

 

 

昼ドラでもそうですが、
理不尽な状況
人を惹きつけます。

 


当然、見ている側で
架空の話だからこそ

 

 

惹きつけられる
などと言ってられるのですが、

 


やはり怖いもの見たさで
あまりにも理不尽な状況
見ていて惹きつけられてしまいます。

 

 

例えば、

 

 

振り返れば奴がいるのワンシーンで、

 

 

患者がまずい状況で医者が足りない状況

にも関わらず、

 

 

麻雀をしていて手伝おうともしない

織田裕二石黒賢が強く意見を言うと、

 


「お前誰だ?」

 

 

「明日から赴任する医師だ」

 

 

「じゃあ明日来い」

 

 

と言って織田裕二は麻雀を続けます。

 


あり得ません。

どうして正しい行動を取っている

人間がこんな態度を

とられなければならないのか・・・

 

 

その後、

 


医師は足りないけど
放っておけないので同時に
二人の患者の手術に臨む
石黒賢に、

 

 

病院の院長から
電話がかかってきて、

 


「知り合いの代議士の
息子が事故にあって
重症なので、

 


大変ついでに
その患者もどうにか診て」

と言ってきます。

 

 

大変ついでって・・・

 


織田裕二は麻雀しているし、
他の医師はカニを食べに行ってるし、
新人医師は血を見て固まってるし、

 


正しい人間が苦労して、
急に現れた織田裕二がパッと
代議士の息子を救ったから

 

 

謝礼の大金をもらう・・・

 


ハンパない理不尽です。

 


だけど、それが面白い!

 

 

しかし、理不尽なシナリオ

書くためにはしっかりとした

道徳心を持った標準となるキャラが

必要です。

 

 

その言わば「普通のキャラ」にクールなキャラ、悪どいキャラなどをぶつけて始めて「理不尽」が誕生します。

 

 

ですので、

半沢直樹」でもそうでしたが、
「理不尽」はシナリオの要素として
絶対に欠かせない要素ですが、

 

 

理不尽を生むためには正反対の性格のぶつかり合いや個性に特化したとんでもない性格のキャラが必要になってきます。

 

 

 

まとめ

振り返れば奴がいる」で
学んだこと、

 


それは、

 


①キャラの性格に、突出した個性を付け加えること

  

②理不尽はシナリオに重要

 

 

 でした。

 

 

デビュー目指して頑張ります!

 

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