漫画の描き方研究所 ~嫁を漫画家にするぞ!~

「現役国語塾講師のブルボン」が「漫画家志望の嫁」と面白い漫画の描き方を模索していく日記ブログです。

漫画の描き方(ページに収まりきらない人へ編)

 こんにちは、ブルボンです。

 

 

漫画家志望の嫁は、

以前に某出版社に

マンガを持ち込んだ際に、

 

 

「この内容ならもっとページ数を抑えられたんじゃない?」

 

 

と言われたことが

ありました。

 

 

編集者の方は内容を

どれだけページ数を抑えて

まとめられているのかを

見ているのだと感じました。

 

 

その時からお互いに

「どうやったらページ数を抑えられるのか」

をずっと模索してきました。

 

 

大御所のマンガを読んだり、

アニメ、映画を観たりして

いろいろ勉強をしてきました。

 

 

ということで、今回は

「コマ数やページ数の節約方法」

について考えていきたい

と思います。

 

 

今回の題材はこちらになります。

 

 

「バックトゥザフューチャー3×マンガ

 

 

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  *バックトゥザフューチャーPart3参照

 

ページ数に入りきらない理由

まず「コマ数やページ数の節約方法」

を考える際に、

最初に解決しなければ

ならなかったことが、

 

 

「嫁は何故いつもコマ数やページ数を必要としてしまうのか」でした。

 

 

嫁のマンガを読んでみると、

ページ数オーバーをしてしまう

決定的な原因がありました。

 

 

それは、「一つの動作で一つのことしか伝えていない」という点でした。

 

 

マンガとは、

限られたページ数で

コマ割りやセリフ、

 

 

話の流れを

描かなければなりません。

 

 

その限られたページ数で

膨大な量の情報を

描かなければなりませんが、

 

 

そのページ数に

「しっかりまとめる漫画家」

「まとまりきらない漫画家」

がいらっしゃいます。

 

 

その「差」こそがおそらく今もなお「大御所として君臨している漫画家」と「あまり脚光を浴びることができなかった漫画家」の差なのだと考えました。

 

 

ページ数にまてめるために①

では、

「バックトゥザフューチャー3」

を例に考えてみます。

 

 

バックトゥザフューチャー3には

序盤で参考になるシーンが

いくつかあります。

 

 

まず、冒頭で

「1955年のドク」が

「1885年のドクが送った手紙」を

読むシーンがあります。

 

 

このとき、なぜか

ドクは手紙を読みながら

とにかく家中を走り回ります。

 

 

おそらく理由は、ただ座って話していただけでは伝わらない「感情」や視聴者へ向けた「内容の復習」が込められているからです。

 

 

例えば、

大げさに走り回ることによって

「驚き」を表現したり、

 

 

手紙の内容や

マーティの言っていることに

いちいちケチを付けて

説明させることによって

 

 

前回とこれからの

「目的」を会話の中で

思い出させてくれています。

 

 

冒頭だけでも

会話の中にしっかりと

「お互いの立ち位置と各自の感情」、

 

 

そしてPart1で出てきた

アイテムをちらほら

出すことによって

 

 

「前作の懐かしさ」までもが

表現されています。

 

 

また、ただ手紙を読むだけでは

起こりえない「動き」を

取り入れることによって、

 

 

つまらなくなりがちな

手紙のシーンを

「面白いシーン」に

変えてしまっています。

 

 

一つのシーンでいくつもの効果を生んでしまっているのです。

 

 

ページ数にまてめるために②

他の例も考えてみます。

手紙のシーンが終わると、

 

 

マーティとドクは

過去に飛ばされてしまった

ドクが隠しておいてくれた

デロリアン(車型タイムマシーン)

を回収しに行きます。

 

 

廃坑になった洞窟内に

隠されており、

 

 

その洞窟の入り口は

「墓地の中」にあります。

 

 

洞窟に入ると二人(と犬)は

懐中電灯の明かりを

頼りに中を進んでいきながら、

 

 

ドクが昔から愛読している

小説である

 

ジュール・ヴェルヌ作の海底2万マイル」

 

の話をします。

 

 

ただ、暗い洞窟内を

歩って行くだけなら

 

 

デロリアン(車型タイムマシーン)を

回収しに行くだけの

つまらないシーンに

なってしまいますが、

 

 

この小説の話が

後のドクの伴侶となる

クララとの距離を縮める

キーワードとなり、

 

 

二人の間に生まれた子の

名前にまでなっていきます。

 

 

洞窟を進むシーンを

描きながら、

 

 

後の展開に関わってくる

フラグを立てたことになります。

 

 

一つのシーンで複数の効果を生んでいたことになります。

 

 

  また、デロリアン(車型タイムマシ-ン)を

回収すると、

 

 

墓地で過去に飛ばされた

ドクの墓を見つけます。

 

 

なぜ洞窟の入り口を墓地にしたのか理由が分かりました。

 

 

 一つのシーンでいくつもの効果を生むためです。

 

 

いちいち墓地に

行く必要もなく、

 

 

シーンの節約を

成し遂げていた訳です。

 

 

しかも、マーティが

過去に戻って

ドクを連れ戻すための

「目的」が生まれたことになります。

 

 

なぜページ数に収まりきらないのか

ここで嫁のマンガと

比較してみます。

 

 

冒頭で登校する

シーンがありますが、

 

 

同級生と話をしながら

歩っていくだけでした。

 

 

その後の会話の内容が

後に関わるものではなく、

 

 

動きも歩いているだけであり、

場所も今後の展開とは無関係でした。

 

 

セリフや行動で

ページ数を浪費してしまうのは

仕方がないことです。

 

 

内容を削ってページ数が

解決できるのなら

良いのですが、

 

 

おそらく内容を削っても

なおページ数が足りないのが

現実的な問題だと思います。

 

 

必要不可欠な箇所は

削れないのですから、

 

 

ある程度一つの動作で

複数のフラグを同時に

描く練習をさせなければなりません。

 

 

一つのシーンで複数の効果を生み出す力を鍛えることが「プロの漫画家」になるために必要な 「力」なのではないでしょうか。

 

 

おそらく継続して

末永く臨んでいかなければ

養うことができない

「力」だと思います。

 

 

今現在も何かあるたびに

思考を

 

「どうやったらこのシーンは複数の効果を生み出せるのか」

 

に合わせて、

日々を過ごしています。

 

 

まとめ

今回、「バックトゥザフューチャーPart3×マンガ」で学んだこと、

 

 

それは

・動作には必ず「動き」を付けること

 

・一つのシーンで同時にフラグや感情、人間関係を描く練習を日頃からしていくこと

 

 

でした。

 

 

デビュー目指して頑張ります!

 

 

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